唾液検査を受けてみた

生活

歯医者さんで唾液検査を受けてみた【料金は実費】

更新日:

新たに行き始めた歯医者さんで唾液検査を勧められました。私の口の中があまりにも虫歯の治療だらけだったからかもしれません。実際に検査を受けてみたのでレポートしておきます。

唾液検査とは?

私の担当の歯科衛生士さんが言うには「虫歯になりやすい人」「歯周病になりやすい人」「その両方の人」に分けられるらしいです。で、私は見事に「虫歯になりやすい人」の烙印が押されました。ただ私は歯磨きをしてないわけではなく、ちゃんと磨いてます。定期的な歯科検診なども受けている。なのに虫歯になるのです。おかしい!
というのを歯科衛生士さんに伝えた所、唾液検査を受けてみませんか?と提案されました。
唾液検査とはなんぞや?
歯科衛生士さんいわく、その検査を受けることでどれぐらい虫歯になりやすいかがわかるようになり、その結果を踏まえて虫歯予防の対策がしやすくなるのだそうな。

 

検査前の注意

検査を正確に行うために必要な行動・してはいけないことがあります。実際に検査するというときには説明があると思いますが一応記述しときます。

・検査の1時間前までに食事、ハミガキ等を済ましておく。

ということらしいので注意。私は14:00に予約を取ってしまったので13:00がタイムリミットに。安全を考え12:30までにハミガキをし終える=12:00ぐらいには昼食を食べ終えなくては!みたいな結果になってしまいました。時間に都合がつく人は15:00ぐらいがいいんではないでしょうか?

・洗口液を検査5時間以内に使用すると×

正確な検査結果が得られないとのこと。私は使用していないので問題なし。

・口の中に潜血があると×

食事中歯で口の中を切った!とか、口内炎が潰れた!とか、歯磨きしてたら歯茎から血が!とか注意です。
血の成分が含まれていると正確な検査結果が得られないらしい。実際どれぐらい変わってしまうかはわかりませんが、検査当日のハミガキは注意して行ないました。

・検査の前に激しい運動をしない

普段運動をしないものでこれは楽々クリアー。ウォーキングとかしてる人はどれぐらいの運動が激しいの部類に入るかは聞いておいたほうがよいかと。

 

唾液検査開始

歯医者さんに向かい、受付を完了させると歯科衛生士さんから「食事やハミガキは何時にしたか?」との先制質問を受ける。
「12:30には食事とハミガキを終わらせました〜」と伝えると、「なら大丈夫ですね。」と言われ、個室に通される。

◯事前説明&食事調査

個室に通され、歯科衛生士さんが検査の道具をもってきました。
サラッとこの後の検査の流れを説明される。そしていざ検査かと思いきや、ある記入用紙を渡されました。24時間で区切った円グラフが描かれています。そこに昨日の食事や間食、飲み物を飲んだ時間とそれぞれ何を飲食したかを記入してくれとの事でした。
やべっ!昨日の事を聞かれるとか完全に油断してました。とはいえ検査で嘘をついても意味がないので円グラフに記入していく。昨日は平日だったのでほぼほぼ会社で過ごしていた状況を記入していくことに。

この円グラフを見て歯科衛生士さんから質問を受ける。(以下歯科衛生士さんは「歯」)
歯「ガムをたくさん噛んでいるようですが何のガムですか?」
私「キシリトールのガムです。」
歯「あまり間食がないですが、いつもこんな感じですか?」
私「そうですね。ほぼほぼ間食はしないです。」
歯「コーヒーもよく飲んでますね。どんなコーヒーですか?」
私「インスタントのコーヒーでブラックです。」
歯「なるほど。では普段飲んでいるものはブラックコーヒーやウーロン茶で甘いものは飲んでないんですね。」
私「そうですね〜。あ、そこには書いてないですが寝る前に牛乳飲んでます。昨日は牛乳が切れちゃってたんで書かなかったのですが。」
歯「そうですか、わかりました。」

牛乳の件はスルーされ、なぜこの円グラフを書いたかの説明が始まりました。
要約すると、食べ物や糖類の入った飲み物が口の中に入ってくると口内が酸性になってくる。その酸性状態が続くと虫歯になってしまう。(脱灰状態というものになる。)
1日に間食の回数が多いとそれだけ口の中が酸性状態になる回数が多いことになる。この場合は食習慣を正してもらうしかない。(私の場合はほぼ間食がなく、砂糖の入った飲み物を飲んでいないので問題なかった。)
そして重要なのが酸性状態は唾液の働きにより中和され、徐々に元の状態に戻ってくる。さらには唾液の力で元に戻った状態の時は再石灰化が出来る状態なので、フッ素やミネラルが歯に浸透して行くことで強くなる。本当に初期の虫歯なら再石灰化で治るとの事。つまり歯には唾液がとても重要なのだということでした。

しかし人によって唾液の出る量や唾液そのものにどれぐらいの中和力があるのかは様々。なので唾液検査を行ない、自分の唾液がどれぐらいの力があるかを調べる。とのこと。
丁寧な説明が終わり、いざ唾液検査が開始される。

◯唾液の量を計測

まずはどれぐらいの唾液が出るのかを計測する。唾液の量は多ければ多いに越したことがないらしい。
計測方法としては5分間ガムを噛み続けて分泌される唾液量を計測するという単純なもの。
で実際やってみることに。
この時に噛むガムがなんと無味無臭のガムです。「普段ガムを噛み慣れてますよね?」と言われ、「ハイ!」とは答えたものの、結構独特の味わいというか食感というか…です。ただただ弾力のある「何か」なのです。もしかしたらこの感覚が苦手な人もいるかもしれません。味のなくなったガムを噛んでいるのが無理な人はキツイかも…。
それからガムを口に入れながら(噛み続けながら)唾液をメートルグラス?だと思われる計量容器に出して行くわけですが、これが普段やらない行為なのでちょっと難しい。というか戸惑う。何度か唾液と一緒にガムも出してしまいそうになる中、容器に貯めていく。その姿ははたから見たら多分変な奴に見えるでしょう。幸い、歯科衛生士さんは外で別の用事をすると言って出て行ってくれていました。

5分後。
容器には9.5mlの唾液が貯まりました。(唾液を出そうと少し頑張ってしまったかもしれません。)
多いのか少ないのかわからない…。
歯科衛生士がやってきて一言。「結構出ましたね〜。」
どうやらそこそこ出ているほうらしい。後で聞いてみたら、出ない人は本当に少ししか出ないらしく、容器の底にちょっとだけの人もいるらしい。反対に唾液がいっぱい出た人は、20mlのメートルグラスから溢れ出た人もいたとか。
なにはともあれ、唾液の量は問題ないことがわかりました。

◯唾液のチカラの検査

私がひねり出した唾液を使用し、この後の唾液のチカラの検査を進めていきました。
唾液のチカラの検査は色が変わる検査紙に唾液を垂らし、どのように色が変わるかで食後の歯が溶けやすい環境からどれぐらい早く通常の状態に戻るかがわかるようです。青色になれば問題はない。黄色や緑だと少し弱いらしく、それに合わせてアドバイスがあるとのことでした。

5分後。
見事に青。問題なし。問題がないので特にアドバイスは頂けませんでした。

ここまで無敗の私。どれ次の検査に行ってみましょう。と思いきや、残りの検査は口の中の虫歯菌を採取し、虫歯の菌を培養させないと結果がわからないらしい。その培養期間は約1周間。結果は次の診断の時ということになりました。とはいえ菌を採取しなくては始まらないので、私の舌の表面を数回ヘラみたいなものでなぞられる。そのヘラをケースに入れられて密封される。また、謎の棒に私の絞り出した唾液をかけ流し、またまたその棒も容器にしまい密封していました。
ということで今日できる検査はひとまず終了。
その後は歯のお掃除をしてもらい、今日の歯医者さんは終了でした。
唾液検査の料金唾液検査の料金は実費で3000円+消費税でした。

 

唾液検査の結果報告

一週間後、検査の結果が出ました。
結果から言うと特に問題なし。とのことでした。
問題なしというのは「ミュータンス菌」と「ラクトバチルス菌」の数が少なく、虫歯のリスクが低いということでした。
唾液検査の結果
つまり私が虫歯になる可能性はかなり低いようなのです。
ただ、そうすると疑問がでてくる。わたくし、定期検診を受けていましたが、1年毎ぐらいに虫歯になるんですよ。虫歯になる可能性が低い口の中なのに。
ではなぜ定期的にむしばになるのか?その疑問を歯科衛生士さんに投げかけました。
すると、まず1つ目として過去の虫歯治療の詰め物の間に虫歯が再度出来てしまうパターン。
もう一つとして、酸蝕歯で歯が解けて段差が出来ている箇所があるのでそういった所にプラークがたまり虫歯になってしまうパターン。子どもと違い、ちゃんとケアをしている大人で虫歯になる人は虫歯になるのに時間が掛かるとのこと。それこそ1年ぐらい。つまり私の虫歯になる周期と一致するのです。
ようはなるべく予防するに越したことはないが虫歯になってしまうこともあると。早めの発見が大事なのでやはり定期的に検診を受けるべきだということに。

それとは別に私にはやらなければいけない事があるようでした。
それはフッ素蓄積量を増やすこと。今回の検査でもわかったことですが歯に蓄積されているフッ素の量が低いみたいです。これを上げる事でより歯が丈夫になるし、私の酸蝕歯対策としても効果的だということです。
私的には定期検診の時にフッ素を塗布してもらってますし、家でもフッ素入りの歯磨き粉を使っていました。なのでこれ以上どうすれば良いのかと…。
そこで歯科衛生士さんはフッ素入の洗口液を勧めてきました。要は家でもできるフッ素塗布みたいなものです。歯医者さんのフッ素と違って濃度は低いが毎日使用することで効果を高めようという代物。
デンタルフロスに続き、やるべきことが増えてしまいますが買っちゃいました。
フッ素洗口剤
使用方法は1日1回、ハミガキ、デンタルフロスを終えた後に規定量を口に含んで30秒ブクブクうがいをする。その後洗口剤を吐き出した後は口をゆすがずにそのまま30分は飲食をしないようにする。つまりは夜寝る前に歯磨き後に洗口剤をすればOKということです。これならなんとか続けられそうです。
お値段的にも容器と洗口液の素6ヶ月分で「900円」なので、そんな高いものではなし。
フッ素洗口剤

早速作ってみました。
フッ素洗口剤の素
洗口剤の素1つで約1ヶ月分のものが作れます。逆に洗口液を作って1ヶ月過ぎたら残っていても捨てて下さいということです。

フッ素洗口剤が完成
実際に試してみて洗口液自体は「無味無臭」でした。口の中に何か「残る」という感じもあまりしませんでした。ただ作った洗口液は冷蔵庫で保存しなければいけないみたいなので、歯を磨いた後にキッチンまで移動して〜というのが少し面倒かな?と。
洗口液だけで完璧に虫歯が防げるわけではないみたいですが、予防が大事!ということで頑張って続けてまいります。なにより酸蝕歯で本当に歯がなくなってしまうのを少しでも遅らせるために今出来ることをやっていかなければという思いです。

フッ化物洗口剤まで手が出しにくいって人は初期の虫歯程度なら再石灰化をしてくれるガムを噛むのもおすすめだそうです。代表的なものが「リカルデント」と「ポスカ」です。
キシリトールのガムは『むし歯になりにくい』というだけなので、むし歯になりやすい人はリカルデントやポスカでも虫歯予防をした方がよさそうです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-生活
-,

Copyright© ラフのラフ? , 2024 All Rights Reserved.