入院のため限度額適用認定証

生活

入院のため限度額適用認定証を申請。高額療養費との違いを聞いてみた。

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奥さんが入院することになり、病院から限度額適用認定証を取得するよう勧められました。高額療養費は聞いたことがあったのですがそれとどう違うのだろう?とりあえず健康保険組合に限度額適用認定証を申請する際に高額療養費との違いを聞いてみました。

病院から限度額適用認定証の使用を勧められる

奥さんが妊娠15週目に絨毛膜下血腫による出血で入院することになりました。
医師から病院にて経過観察を言い渡されたので入院生活が長引くだろうと予測されました。入院の手続きを説明される際に『限度額適用認定証』を取得しておけば入院費用が高額になった時に一定額で済むとの説明を受けました。
限度額適用認定証?高額療養費とは違くて?まぁとにかく安く済むのならそれに越したことはない!後で調べてみよう!

 

高額療養費と限度額適用認定証について

私の勤めている会社が加入している関東ITソフトウェア健康保険組合のWebサイトにて確認してみました。

高額療養費

同じ人物が同一月に同一保険医療機関等で受診した際の支払額が高額になったとき、自己負担限度額を超えた分が高額療養費として給付されるというもの。
噛み砕いて言うと、その月にあんたが支払った医療費がめっちゃ高かったら「自己負担限度額」を超えた分は返すよ〜。というもの。うん、これはなんとなく前から知っていました。

限度額適用認定証

高額な医療費がかかることがわかっている時は「限度額適用認定証」を利用することを推奨しています。医療機関等の窓口に「限度額適用認定証」を提示することで、医療機関等の窓口で支払う費用が『高額療養費』の自己負担限度額までとなる。
こちらも簡単に言うと、お金がかかる事がわかっている入院の時などは先に「限度額適用認定証」を見せてね〜。そうすれば支払いの時にその月内なら「自己負担限度額」までにしまっせ〜。という感じでしょうか。

どちらにせよ、保険に対応した病気の場合は1月に一定額以上は掛からないよ!ということ。このことからもそれなりに貯金がある方は医療保険はあまり必要ないことがわかります。
ただしどちらも差額ベッド代などの保険対象外の費用や入院時の食事代は別途自己負担となるようです。

 

健康保険組合に電話して限度額適用認定証が間に合わない場合について聞いた

ここまで調べた所で、ふと疑問が発生しました。大きな金額が動くわけですからしっかりと確認しておきたいと思い、健康保険組合に電話して聞いてみました。

Q.入院することが事前にわかっている場合は限度額適用認定証を出せばよいと書いてありました。しかし今回、私の奥さんが急遽入院になってしまいました。この場合でも限度額適用認定証を申請すれば適用されるのでしょうが、申請中に退院となる可能性がある場合はどうなってしまうのでしょうか?
A.病院によっては限度額適用認定証が届いてから支払いでも大丈夫なところがあるので、その場合は一定の金額を支払うだけで済むはずです。反対に限度額適用認定証を待てずに支払いとなった場合でも、高額な請求が来た場合は自動的に高額療養費に切り替わります。どちらの対応になるかは個々の病院さんによるとしか言えません。入院申込みの際に支払いを待ってもらえるかどうかを確認してみてください。

なるほど。限度額適用認定証が間に合わなくても高額療養費として還付されるのに切り替わるのであれば安心ですね。
ただ、高額療養費の給付についても疑問点があったので聞いてみました。
Q.高額療養費の給付は会社の口座に振り込まれるんですよね?その場合会社に「給付金が戻ってきてるはずなんですが…」と言えばよいのですか?給付してもらうための何か申請をしなければいけないのでしょうか?
A.申請などは特に不要です。支払いから2〜3ヶ月後に所属している事業所の口座に給付しますので、会社にその旨を伝えれば返還されるかと思われます。

なるほど。タイムラグはありますが特に何もしなくてお金が返ってくるのなら面倒がなくていいですね。
以上のことから、支払うお金を持っているのであれば限度額適用認定証を申請しなくても良いんじゃないかなという結果に…。
ただし、我が家の場合は今後出産が控えています。その際に緊急手術となればまた高額な医療費が発生してしまいます。ついでなので限度額適用認定証を取得することにしました。

 

限度額適用認定証の申請

関東ITソフトウェア健康保険組合さんで限度額適用認定証を申請する方法は2通り。直接本社のある東京の新宿(新大久保)まで行く方法が1つ。この場合は即発行してもらえるようです。しかし私の住んでいる田舎から東京までの往復に掛かる費用が馬鹿にならない。
もう一つが郵送でのやり取り。申請書を郵便で出すと1週間後に届くらしい。これなら切手代だけで済むが先程のやり取りの通り、限度額適用認定証が届く前に退院してしまう可能性が出てくる。
幸いなことに奥さんが入院した病院に入院費用の支払いについて訪ねたら限度額適用認定証が届いてからでも大丈夫との返事がありました。ですので今回は郵送で申請することにします。

限度額適用認定証の申請について」のページから申し込み用紙のPDFをダウンロードし、プリントアウト。
各項目を記入していきます。使用予定日は本来なら退院日までを記入するんでしょうが、年末までにしてしまいます。使用後は返却しなければならないので、年末までにしておけば出産の時にも使用できますからね。
封筒に入れて郵送し、あとは届くのを待つだけ。

 

申請した限度額適用認定証が届く

限度額適用認定証の申請書を郵送してから5日後。一週間もしないうちに限度額適用認定証が届きました。
限度額適用認定証住所を自分で書き込んで、あとは病院で支払いの時に見せるだけです。

 

実際に支払った入院費用を見てみる

奥さんが絨毛膜下血種で入院した時の請求書です。
絨毛膜下血種での入院費用見事に限度額適用認定証のおかげで支払額が66,960円で済みました。

しかしながら限度額前の金額を見てみると恐ろしいことに気づきます。
保険適用外の9,360円は病院食代でしょう。しかし保険適用分の金額の合計値は296,580円!!た、高い!
もし限度額適用認定証を申請してなかったら約296,580円+9,360円=305,940円の支払いでした。現金でのみだったら全然足りなかった…。
まぁ後ほど高額医療費として296,580円-57,600=238,980円が戻ってくるとはいえ、この金額を一度に出すのはなかなかのものですよ!

というわけで、余裕がある方はちゃちゃと限度額適用認定証を申し込んで対応した方が後々「楽」かと思われます。

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