飼っている猫が10月2日に誕生日を迎えました。動物保護団体の方から譲渡でうちに来たので本当の誕生日はわかりません。なので奥さんが勝手に決めた日にちですが。
で、毎年そのお誕生日に健康診断を受けさせています。前々から肝臓の数値が高くて心配だったのですが、今回の診断結果により獣医さんからある提案がありました。
肝臓の数値が異常に高い!
初めて健康診断を受けた時から肝臓に関係する数値(GPT/ALT、NH3アンモニアの各数値)が高かった我が家の猫。
獣医さんはケージの中で騒いでいる猫を見て「診察に来る猫ちゃんの中には興奮して数値が上がってしまう子もいます。ちょっと様子をみてみましょう。」ということで経過観察となりました。
その時はそれよりも水分不足などのほうが心配ということで、お水をよく飲むようになるお薬などをだしてもらいました。
初めて飼う猫ということもあってその後も何か様子がおかしいと思う事があるたびに獣医さんに診てもらっていました。しかしその際には肝臓が悪くなることで現れる症状がなかったため特に問題にしていませんでした。
1年後、2歳の誕生日検診も1歳の時と同じような結果。まだ慣れてないのか相変わらず興奮して騒ぐウチの猫。その時も経過観察ということに。
そして半年後。肝臓が心配だったため6ヶ月の間隔で診てもらう。
血液検査をして結果をみる。あいも変わらず肝臓の数値は高いまま。とはいえ食欲がない、黄疸が見られるなどの肝臓が悪い時の症状はでていない…。
そして今回。うちの奥さんが猫を連れて行き、3歳の誕生日検診。
結果は…やはり肝臓の数値が高いまま。
しかし今回は猫が騒がなかったとのこと。
それを見てか獣医さんがこう切り出した。
「肝臓の数値がずっと高いままなので、CTスキャンをして原因を探った方が良いかもしれませんね。」
それを聞いた奥さんはテンパってしまったらしく、その後のやりとりの詳細はあまり覚えてないらしい。
なんとか「旦那に相談して決めます。」とは言ったらしく。それに対し獣医さんは「知り合いの獣医さんの所にその設備があります。もしすることに決まったら紹介状を書きますので言って下さい。」と。
このやり取りを奥さんから聞いた私。早速その紹介してくれるという動物病院を検索。
ん?なんかすげー評判がいいぞ。まぁもし実際にCTスキャンするなら問題はなさそうな病院でした。しかしCTスキャンするためにはどうやら全身麻酔をするらしいのです。
…まぁ当たり前といえば当たり前ですね。犬や猫がじっと止まってスキャンされるまで待っているとかほぼ無理でしょう。特にウチの猫は。
でも全身麻酔をするということはそれなりのリスクも存在するということ。人間にだってリスクがあるのだから猫にだってあるはず。麻酔を分解するのは肝臓の役割。肝臓が悪い猫に麻酔をすることがそもそも良いことなのかという疑問が…。
もし実際にすることになったらそこら辺は聞くことにすればいいか。
CTスキャンorサプリでの食事療法
自分が調べたことを奥さんに伝える。するとかなり麻酔のリスクがきになるようでした。猫の治療方針をどうするかを2人で話し合う。
もし本当に肝臓に悪いところが合った場合、CTスキャンをすることで早期発見して治療できる。
しかし麻酔のリスク。じゃあどうするか?
エサや薬で肝臓の数値が下げられるものがあるとみた記憶がある。それで一時的に下がったとして、もし本当に肝臓の病気があったら数値だけ下げても意味がないんじゃ?それを発見するためにはCTスキャンをするしかない…。
とグルグル話しが周りました。
結果、この話し合いを元に、もう一度掛かり付けの獣医さんに相談することに。
ただその相談の結果、どうするかの最終決定は奥さんがすることになりました。(うちの奥さんが猫を飼いたいと言い出したので、真の飼い主は奥さんなのです。)
奥さんが電話で獣医さんに連絡。麻酔のことについては「確かにリスクはある」との返答でした。
そして先生との相談の結果、まだ肝臓の病気の症状は出ていないのでサプリによる食事療法で肝臓の数値を下げることになりました。ただこの方法だと長期間の治療となるそうです。
個人的には早期にCTスキャンして不安を一気に取り除くというのも悪くはなかったとも思います。しかし「全身麻酔のリスク」という恐怖も確かにわかる。
私は今回の奥さんの選択を支持して一緒に頑張っていくだけです。
肝臓が悪い猫にサプリ治療とその摂取方法
うちの奥さんが早速獣医さんの所へ行きサプリを購入してきました。とはいっても猫が食べてくれるかどうかもわからないのでお試しとして3日分です。1日2回食事の時にあげるとのこと。1回分に分包してもらいました。
奥さんが先生から聞いてきたサプリの名前がベジタブルほにゃらら。
ん?
名称をちゃんと聞いてこなかったみたいなのでネットで検索。
たぶん「ベジタブルサポート」だと認識。
・肝臓用サプリの効能
先生の説明によると「肝臓の働きを助け、肝臓の数値を下げる効果がある」とのこと。まんまですやん。
・肝臓用サプリの与え方
第1の方法として、水に粉を溶かした後、注射器でネコの口に直接流し込む。ただしかなり「苦い」ので猫が嫌がるかもしれない。
もう一つは缶詰などの柔らかくウェットなエサに混ぜて食べさせる方法。
我が家の猫にはひとまず注射器方式で試してみることに。
…。
想像した通り引っ掻かれました。それでも無理やり口の中に投入すると泡を吹かしながら吐き出してましたorz
どうすんねん。
次の日の朝。
ウチの猫のご飯はドライフードです。それにベジタブルサポートの粉を掛け、まぶせるように和えました。試しにそれを朝ごはんとして出すと…。少しですが食べました。しかし大部分を残しどこかへ消えていきました。
後は奥さんに託し、仕事へ。
昼に奥さんから電話があり、「ご飯をくれ」と超しつこいらしい。和えたご飯は口をつけず。
午後三時ごろ、奥さんからメール。
ご飯の催促を無視していたら渋々サプリ和えご飯を食べたとのこと。やっぱりお腹が空けばなんでも食べるのね…。
次の日、また違う方法を試してみることに。
最初に試したようにサプリの粉を水で溶き、それを単純にご飯の一部の上にぶっ掛ける。ようはぶっかけご飯。
食べ始めはぶっかけられた部分は避けて食べているが、最後にはその部分も食べました。
うん、これで行こう。
本格的な肝臓治療を開始
そして3日後、サプリを本格的に始めるということで獣医さんの所へ購入しに行く。
そこでサプリを摂取していく際に気になることを奥さんに聞いてもらいました。
Q.このサプリをずっと一生飲み続けるのか?
A.できればその方が良いでしょう。(できれば?)
薬を飲み続ける理由としては、肝臓の老廃物を排出を促すため、数値を下げるため。数値が下がっても、飲み続けること。
Q.数値が高い理由があやふやなところで、この薬を飲み続けることに意味はあるのか?
A.何か病気があるってことが解り、はっきりと解決させたいとなったら、やはりCTを撮った方がいい。
ということでした。
まぁしばらく(1年ぐらい)はサプリ治療を続けてみて、無事に肝臓の数値が下がればサプリ摂取を続ければ良し。改善されなければまたその時にどのようにしていくか考えることにしました。
ベジタブルサポート【ドクタープラス】とタニタのデジタル計り
で、今回購入してきて「ベジタブルサポート」の全容がわかりました!
やはりというか、ただのベジタブルサポートではなく獣医師さんのところだけで買えるといわれている「ドクタープラス」の方でした。それの肝臓用。
正式名は「ベジタブルサポート ドクタープラス ホエイ」…長い。
価格は200gで8300円でした。与えるのは1日トータルで2gと言われましたので、以前と同じく1日2回の食事に1gづつを与えることに。
200gの用量なので1日2gだと100日分。1日83円。1回41.5円。まぁ続けられなくはない値段ですね。
公式サイトらしい所だと「ドクタープラス」は獣医さんの所でしか買えないとありますが、ネットで探すと「ドクタープラス」の方もネット通販で買えるようです。しかも獣医さんのところよりも安く。
しかしその差は数百円程度なので我が家は獣医さんの所で購入していくことにしました。
ただ今回から分包タイプではないため、自分たちで1gを計らなければならない。我が家で使用していた計量計は大雑把な「はかり」だったため、0.1g単位で計れるタニタの「デジタルクッキングスケール」を購入。
私が購入した時は50%引きだったので2,000円で購入。
1g単位のモノと迷ったのですが、健康のためのサプリで誤差が大きくて良いのか?サプリとはいえ多すぎても少なすぎても怖いし、ちゃんと効くためには用法用量を守るべきだと考えます。もし自分が病気で薬剤師さんが単位数が大きく目分量で計った薬なんか飲みたくない!ということでちゃんと1gを計るためにも0.1g単位で計れるそこそこ良いのを買いました。
ネコのサプリのためだけでなく普段の料理でも使えますしね。
猫の肝臓が良くなることを願って
毎日の生活の中にサプリをあげるという作業が増えることになりました。
朝の出社前の忙しい時間とかは正直にちょい面倒だと感じます。ただ我が家の家族の一員が長生き出来るよう、自分に出来ることはしてあげたい。毎日続けていれば習慣になるはずなので、頑張って続けていきたいと思います。
そして半年後にまた健康診断が控えているので、その時にまた結果を報告したいと思います。
2016/05/27
【経過報告】肝臓の悪い猫にサプリを使って治療中