横浜美術館で開催が始まったメアリー・カサット展へ6月26日(日)の午後に行ってきました。過去に行った上野のモネ展で「メアリー・カサット展」のチラシを見つけて、ウチの奥さんが興味を持っていました。横浜美術館と横浜中華街が近いので、アートと点心を楽しもうということになり、遠出ですがお出掛けしました。
メアリー・カサット展の混雑さは?
横浜(神奈川)に来るのは3回目ぐらいですが、地方に住んでいる身としては横浜まで出てくるのにかなり時間が掛かります。
今回も朝早く出立し、やっと横浜駅に着いた時点ですでに午前11時でした。
私の体感的に美術館での絵画鑑賞は午前中に行ったほうがゆっくり見れるような気がします。しかし今回は時間がお昼に近かったため、先に横浜中華街で昼食を取ることに。というより奥さんの「オナカスイター」には勝てません。
昼食後、満を持してメアリー・カサット展へと歩を進める。
横浜美術館近くの「みなとみらい駅」まで「みなとみらい線」で移動。
(※JRではないですが、ICカードのSUICAが使えます。地元では普段電車を利用していないので乗り換えの時にICカードが使えるのかどうかとかわからないのでビビるんですよね…。)
みなとみらい駅の「美術館出口」を目指し進んでいく。道中にはメアリー・カサット展の広告が広がり、期待が高まります。
そして出口までたどり着くと謎の駐車場に…?
どこだここ?
わけもわからずさらに進むとエレベーターが出現。地上1階に行けば何とかなるだろうとエレベーターが来るのを待つことに…。
…。
なげぇ!!
ここはかなり待ちます。エレベーターの入口のところに注意書きで混雑時の迂回順路が掲げられちゃっているほどに。多分素直にその迂回路を行ったほうが幸せになれます。私は意地でエレベーターが来るのを待ってしまいましたが…。
どうにかこうにか1階まで来るとショッピングモールのような場所にたどり着く。(後で調べたら「クイーンズスクエア」という大型複合施設らしいですね。)
クイーンズスクエアをサラッと抜けると目の前には大きな施設が…。
これが横浜美術館…か!?
よく見るとメアリー・カサット展の看板も出てます。
そして肝心のメアリー・カサット展の混雑具合ですが…。
写真を見てもらえばわかる通りです。
開催2日目の午後1時15分過ぎですが全然人がいません…。
それにくらべ、反対側のクイーンズスクエアは混雑しております。
とはいえ、ぽつりぽつり人は入っていっているので中は混雑しているかもしれない…。そう思いさっさと横浜美術館内に入っていきました。
メアリー・カサット展の観覧はゆったりできます。
結論から書いちゃいましたが、そういうことです。
クイーンズスクエア側から入るとすぐ右手にチケット販売コーナーがあります。
…混んでません。
施設の中央には総合カウンター?らしきもの。
…行列らしきものは見当たりません。
総合カウンターを正面に見て左奥が常設展(コレクション展)、右奥がメアリー・カサット展でした。
メアリー・カサット展のカウンター入口にも行列はなくすんなりと入れました。
○○展などの企画展は入口近くのでかいキャプションの所がいつも混むものですが、読んでいる方は2人ほど。
…。
う~ん。これは大分ゆったりと見れますね。
思うに、今まで見てきた展覧会の人物(モネやラファエロ、ターナー、カラバッジョ、ボッティチェリなど)と比べてしまうとやはり知名度的に落ちてしまうのでしょう。正直、ワタクシもチラシで見るまではメアリー・カサットなる人物は知りませんでしたし…。
しかし、メアリー・カサットの魅力は確かに存在するのです。うちの奥さんを動かしたのだから。そう、わざわざ遠く横浜まで来たのですからね。
今回のメアリー・カサット展は約112点の作品が展示されてます。しかも結構な数がメアリー・カサット自身の作品です。
○○展とか言いながら、その画家の作品が数点しかない展覧会とかざらにありますからねぇ…。
作品は主に油彩、パステル、銅版画で作成したものが多いです。モチーフは特に家族や母と子などが多く、女性ならではの柔らかく温かみのある絵が多いです。ウチの奥さんは「優しい気持ちになれる」とかなり気にいってました。
そういう気持ちになれるのも絵をゆっくりと見れたのが大きいと思います。そういった意味では混雑なく見れるこれぐらいの人数のほうがいいのかなと。
主催者側はたくさん来てほしいとは思いますが…。
メアリー・カサット展の図録を物販コーナーで購入!
そしてやってまいりました。初めての横浜美術館の特設ショップです。展示コーナーの最後にやはり現れます。
行く先々の展覧会での図録を購入する我が家では今回のメアリー・カサット展の図録ももれなく購入対象です。
当然のごとくレジの混雑さはありません。図録はレジの係りの人に言えば奥から出してきてくれる方式ですのでちゃちゃっと購入。
お値段は2,300円。ページ数は212ページでそこそこのボリュームです。
特設ショップを出るとコレクション展へのカウンターがあります。メアリー・カサット展を観た当日に限り「横浜美術館コレクション展」も無料で見ることができるらしいです!
ただ、残念なことに私たちは帰宅しなければいけない時間となってしまっていました。これも混雑せずにじっくりとメアリー・カサット展を鑑賞出来てしまったがゆえ。
泣く泣く階段を降り、帰路につくことにしました。
館を出る前に撮影自由の看板を撮影。
まわりに人がいないので取り放題です…。
私の観覧時間は1時間20分ぐらい。絵のキャプションもちゃんと読んでこれぐらいでした。
音声ガイドを聴きながらや展示の合間のスタディーコーナーや映像コーナーなどもちゃんとしっかり見るともう少し時間がかかると思います。
メアリー・カサット展へ行くのなら?
開催2日目、日曜の午後でこれぐらいの混みようなら大分空いていると言えるのではないでしょうか。展覧会終了間際ではないかぎり、そこまで混みそうな感じはしないので、のんびりゆっくりと絵画鑑賞したい方におすすめしておきます。