3月6日(日)の午前に国立西洋美術館で開催されているカラヴァッジョ展を鑑賞。その後、せっかく上野まで遠い道のりをやってきたのだからついでにボッティチェリ展も見ていこう!ということになりました。昼食の後、ボッティチェリ展を開催している東京都美術館へ向かいました。
ボッティチェリ展の混雑さを体験
カラヴァッジョ展が思いのほか空いていたので、ボッティチェリ展も空いているのでは?と昼食を取りながら考えていました。というよりそもそも、ボッティチェリ展が開催されてから日にちが経っていたので、混雑具合も落ち着いているでしょ!と。
ところが、いざ東京都美術館に向かって行くと結構な数の人が美術館に向かっていく。美術館の案内板を見てみるとボッティチェリ展以外にもいくつかの展覧会や大学の卒展なども開催されていた。お昼過ぎだし、開催イベントも多いため人が結構多いのかな?
東京都美術館正面入口に13:00に到着。
美術館内に入り、ボッティチェリ展が開催されている会場に進む。
大学生らしき子が頑張って卒展の案内などをしているのを横目に見ながら突き進む。すまぬ、若人よ。ボッティチェリが待っているのだ。
受付が見えてきた。どうやら入場待ちの行列はないようだ。ひと安心。
待ち時間0で受付でのチケットのやり取りを済ませる。
なんだ、美術館に入っていった人の割にすんなりと入れたじゃないか。ボッティチェリ展も大して混んでないのかな。と余裕でいました。
が、しかし。展示場に入ると、カラヴァッジョ展の時以上の人の多さ!
えぇ…。
以前同じ場所で開催されていたモネ展ほどの人混みではないにしろ、若干戦意を喪失するレベル。言い換えれば「あぁ〜、人気のある展覧会と言えばコレコレぇ〜」と言った感じ。
ボッティチェリってこんな人気があったのか!
少し意外でした。
人気のボッティチェリ展を見ていく
入り口から最早恒例の人だかり。
恐れるな、オレ!
ということで人混みの中に混じっていく。
人があまり居ない場所を見つけてその作品を見て、空いた場所があったらそちらへ行き作品を見る。という方法を取ればそれなりに真正面近くで見ることが出来るレベルの混雑さです。
ただし、このボッティチェリ展、ボッティチェリの作品ばかりじゃございやせん。同時代に活躍したその他の画家の作品も存在します。ですので、入り口を過ぎてからの人だかりは結構まばらになります。
それよりも注意すべきは展示されている作品順です。注目のボッティチェリ作品は展示順でいうと中頃にあります。その前や後には先ほど書いたとおりボッティチェリの作品以外がそれなりにたくさん展示されてます。
特にボッティチェリの師匠のフィリッポ・リッピの作品や、ボッティチェリの弟子でライバルでもあるフィリッピーノ・リッピの作品が多いのですが、これは展示サイドが3人の作品を展示することで時代背景がより分かるようにとの意図があるようですね。
実際はボッティチェリ(ボッティチェリ工房)の作品が一番多いのですが、全てを見終えた後はさながら「リッピ展」に来ていたような錯覚すら覚えます。
感覚としては、しょうこお姉さん(はいだしょうこさん)のコンサートに来たのに特別ゲストの今井ゆうぞうお兄さんが6割強歌っているような感覚。…わからないでしょうか?
別例ですと、Gガンダムで主人公ドモンの活躍を見たかったのに師匠である東方不敗マスターアジアしか覚えてない!みたいな感覚!…わかる人にしかわからないか。
まぁなんにせよ、美術作品全般好きな私としては満足でしたけどね。
ボッティチェリ展の図録を購入!
リッピ展…いやボッティチェリ展を見終え、我が家恒例の図録購入ターン。
同日にカラヴァッジョ展の図録を買っているため2冊めの図録は家計に大変優しくはないのですが、「思い出」ですので購入することに。
物販コーナーは思いのほか混雑はなく、ゆっくりと色んな商品を見ることができました。といっても買うのは図録だけですが。
レジでの待ち時間もなく、無事購入。
約250ページのボリューム。2400円でした。
物販コーナーを出て展示室の出口へ。
時計は13:45。約45分の観覧時間。カラヴァッジョ展よりも時間が掛かっていない!?
人が多かったので無意識に飛ばし気味に作品を見ていたのかもしれません。しかし確かな満足感はあります。
ボッティチェリ展にこれから行くのなら?
開催期間の中頃、しかも特別な休みではない3月6日(日)という日にちでこの混みようです。これから春休みを迎え、開催期間終了に向かっていくことを考えるとより一層の混雑が予想されます。
春休みなどに鑑賞予定の皆様は覚悟を決めてご鑑賞ください。モネ展の時と同じ感覚であれば夕方以降の鑑賞のほうがゆっくりと見れるかと思いますが…。
ご武運をお祈りいたします。