男なのに膀胱炎

生活

男なのに膀胱炎!?過活動膀胱という残尿感・頻尿感がハンパない症状を味わった

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つい先日、下腹部に残尿感と頻尿感(トイレに行きたい!という感覚)を感じました。またその症状が起きると太ももや腰骨にしびれのような感覚が伝わる…。これは明らかにおかしいということで泌尿器科があるお医者さんへ行き診てもらいました。男なのに膀胱炎になってしまったのか!?

車の運転中に残尿感と太もものしびれが発生する

いつもの平日の夕方。就業時間を過ぎたのでトイレで用を済まし、退社。車に乗り込みいつもの帰り道を走っていると何か違和感を感じました。
「あれ、トイレに行きたい!?…いや、会社を出る前にトイレによったばかりだぞ。」
「…。やっぱり、トイレに行きたい感覚がする!しかもなんか太ももがじ~んッ!!てする!なにコレ!!」
「何か、定期的(3〜4分ごと)に同じ症状になるんですがっ!!???」
このように運転中に謎の頻尿感と太ももにしびれのようなものが襲ってきました。

30分ほど同じような症状が続いた所で自宅に到着。
試しにトイレに入って用を足してみることに。
…。少し出ました。しかし運転中に感じた「トイレに行きたい!!」というほどの量ではありませんでした。あの感覚は数時間おしっこを我慢した時のような感覚だったのに…。
腑に落ちずにトイレから出て、手を洗う。するとなんとも言えない尿が出きっていない感じ。いわゆる残尿感というやつです。
「う〜わぁ、なんだこれ…。」
頭ではさっきトイレに入ったばかりなので尿が残っているはずがない!と思う一方、下腹部はものすごい残尿感。なんとも変な気分です。
そして続いて再度頻尿感が襲ってくる!
何なのか、これは??
しばらく自分自身で症状を確認してみる。
するとある一定の法則が。
下腹部(膀胱がある辺りか?)辺りがぎゅ〜と押される感じがする。

残尿感と頻尿感が発生する。

腰骨あたりに衝撃が伝わりジ〜ンとしびれる感覚

そのしびれが太ももあたりを伝わり、膝まで届く感じ

この症状が3分〜5分おきぐらいに繰り返し発生している。
う〜〜ん、なんだろうな〜〜〜コレ??

 

男の膀胱炎?

これらの症状が起こっているのを私の奥さんに話した所、「膀胱炎じゃね?」と言われる。
私の奥さんは膀胱炎の常連さんです。残尿感や頻尿感は同じような症状だという。
ただ、奥さんが膀胱炎の場合は排尿時にムズムズ感や痛みなどが伴うとのこと。
私の場合は排尿時の痛みなどが全く無いんですよね…。
ざっと私の症状でネットを調べても、膀胱炎関連のページしかでない。しかも男性が膀胱炎になるのはかなり稀だという。
う〜ん。
医者に行くにもすでに夜8時をまわっている。痛みなどは別にないので、わざわざ夜間の病院を探して行くまでもないかなと判断。もしかしたら寝たら治るかもしれないし。
膀胱炎だった場合に備えて、奥さんからアドバイスをもらいました。
「とにかく水を飲め!そしていっぱい出せ!」

アドバイスに従いながらひとまず過ごし、特に症状は改善しないまま就寝。
するとより残尿感や頻尿感が襲ってくる。
やばいな、寝るどころではないぞ!おしっこ行きたい感がハンパない!!
もちろん寝る直前にトイレには行っています。
アドバイス通り水をかなり飲んだから本当にトイレに行きたいのかも!!とかも考えてしまい、トイレに行く。しかしやはり出ない。
我慢するしかないかーと考えて2時間ほど寝れませんでした。
これは明日お医者さんに行くしかないなと決心。寝られなかったので、起きて地元の泌尿器科のあるお医者さんをネット検索。いくつか候補を絞った中で、過去に日曜外来で行ったことがある病院があるのに気づく。他の所で新規で問診票を書くのは面倒くさいと思い、ここに行くことにする。
病院に行くことを決めたことで安心できたのか、ベッドに戻った後にすぐに寝ることが出来た。

 

泌尿器科のあるお医者さんへ

朝になり起きてみると昨夜の症状よりかは大分治まったような感じがする。しかし多少なりとも下腹部がぎゅ〜っとされる感じは残っている。
仕方がない、病院へ行きますか。
膀胱炎ならおしっこの検査があると奥さんから聞いていたので、貯めておくことにしました。
会社に午前半休の連絡を入れてから病院へ。

ちなみにですが、この症状になる1ヶ月前に会社の健康診断を受けています。尿検査や血液検査はもちろん、オッサンなのでエコー検査や胃カメラなどもしてもらっています。検査の結果は異常無しでした。

病院に到着し受付へ。待合室には開院10分前なのに既に5人います…。
それはさておき受付の方に簡単に症状を伝えると、先生の問診の際に詳しく説明下さいとのこと。また、やはりオシッコの検査があるらしく検査前にトイレにいきたくなったら教えて下さいとのことでした。
待合室でテレビを見ながら待つこと約20分。名前を呼ばれ診察室へ。

先生に昨夜からの症状である「下腹部周辺のぎゅ〜と押される感じ、残尿感と頻尿感、腰骨や太もものジ〜ンとしびれる感覚」があり、膀胱炎なのではと思い受診したことを伝える。
先生は「う〜ん、男性の膀胱炎はなかなか珍しいけどねぇ…」とおっしゃり、診察を始めました。
血圧を計り、聴診器でお腹と背中を診断。ベッドに横たわらされて、パンツをギリギリまでさげて下腹部あたりを触診。そのどれらも特に異常は見られない様子。
先生「おしっこした時の痛みなどはある?」
私「いや…全然ないんです。膀胱炎ならやはりそういった痛みがありますよね?」
先生「そうだねぇ〜…」
先生は膀胱炎以外の症状の可能性があるということで、これからエコー検査とCTスキャンをします!と言われました。
え!CCC,CTスキャン!?それにエコーまで…。そんなオオゴトな病気なのか?と思うと同時に、やべぇ、お金が大分掛かるじゃないか!という悲痛な思いが湧きました。(さらにはお財布の中に払えるだけのお金あるかなぁ…とも)

とりあえず患部を見やすくするために膀胱にオシッコを貯めて下さいと言われ、500mlのお水を渡される。
…朝から貯めてきたので大丈夫だとは思ったのですが、言い出せずにお水を飲むことに。
10分ぐらい掛けて水を飲み干し、いざエコー検査へ。
先生から「いっぱい貯めてくれて、とても見やすいよ〜」とお褒めの言葉。
じっくりと診てもらうもどこも異常らしきものはない様子。(1ヶ月前に健康診断でもみてもらってますからね…)
先生「石の可能性を疑ったんだけど、ないなぁ〜。」
どうやら先生は結石などを疑っていたらしいです。
そんなものがなくて良かったのですが、これで更に原因がわからないことに。まぁかと言って石があったら嫌ですけど。
エコー検査を終了し、次にCT検査をすることに。

人生初のCT検査をこんなフラッとやってきた状態で受けるとは思いもよりませんでした。
検査着に着替えて、CTスキャンの台に横になる。各部を固定されスキャン開始。
機械からの声と操作する方のアナウンスに従って息を吐いたり止めたり。今回は腹部だけだったためなのか、「なんだこんなものか」という感じのわずか数分で終了。

私服に着替え直し、ついに検尿です。すでにパンパンです。
必要量を取り終え、看護師さんに渡す。もし今回の症状が膀胱炎ならばコレで一発でわかるはず。と私の奥さんが言っていた。
診察室前の待合室で検査の結果を待つ。

 

診断結果:過活動膀胱

数分後に名前を呼ばれ先生の元へ。
先生「何も異常がないんだよ。(困惑)」
検尿の結果は膀胱炎の原因となるような細菌は見つからなかったという。
先生と共に場所を移して、CTスキャンをした隣の部屋へ。
スキャン画像を開き、各部の説明をしてもらいながら下腹部へと向かう。膀胱と胃が水分でいっぱいなのが見て取れるなか、腎臓や膀胱周辺で説明をうける。
先生「スキャン画像を見る限りでも問題らしい問題は見当たらない。膀胱外反症かとも思ったが違うみたいだ。」
ぼ、ぼうこーがいはんしょう?なにそれ?と思いましたが違うと言われた病気を聞く時間もなく。
先生「ひとまず過活動膀胱のお薬をだしておきます。それを飲んで様子を見て下さい。またスキャンした画像をより専門にみてくれる所に送って結果を聞いておきます。2日後にはわかると思うから暇な時に聞きにきてください。」
ということで、何が原因かはわからずに診察終了。う〜んどうしたものか。とはいえ確実に昨日よりかは症状は良くなっている。出ている症状としては下腹部が押される感覚ぐらいしかない。これは私の気のせいだったのだろうか。
お薬をもらい、診療費をお支払い。
過活動膀胱のためのエコーとCTスキャンの料金
うわぁ…、やっぱり高いじゃん。
原因がわからずじまいだったCTスキャン代と考えるとクラクラしてきてしまいます。なので体に問題がないかを確認するために調べてもらったと思うことにします。

ちなみにもらった薬は「トビエース」というもの。
過活動膀胱治療薬過活動膀胱治療薬_説明書
過活動膀胱というのはつまり膀胱がちょっとおバカさんになっちゃったてことでOKかな。

家に帰り、奥さんに報告。
薬を飲み、昼食を済まして仕事へ向かう。

その後2週間薬を飲み続けました。症状的には病院に行ってから3日後ぐらいには下腹部の押される感じも少なくなってきたように感じます。

 

CTスキャンや検査の結果

そしてその週の土曜日にCTスキャンの詳しい結果報告を聞きにいきました。
結果
尿検査の結果尿検査の結果_ズームCTスキャン結果

先生からは見事に何も悪い所はないと言われました。症状的に軽くなったということはやはり「過活動膀胱」だったという判断でした。
そして過活動膀胱ならしばらく薬は飲み続けたほうが良いうということで4週間分のお薬が追加で出されました。

ひとまず最初の2週間で今回経験した残尿感や頻尿感などの症状はなくなりました。膀胱炎と同じような症状だけど排尿時の痛みなどがない方はこの過活動膀胱の可能性があるのを疑ってみてください。そしてエコー検査やCTスキャンなどで無駄な出費をしなくてすむようになることを祈ります。でもそれらをしてもらって「何もなかった」とわかるのも安心ですけどね。

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