コンクリートの駐車場に施工しました。すると施工業者さんから銅製の雨どいはコンクリートに悪影響を与えるので良くないと言われてしまいました。とりあえずの処置として雨ドイの撤去を実施しました。
雨どいとコンクリート
子供が生まれるので子育てが大変になるだろう。だから庭の草むしりなんかしてられないだろう。ということで庭の半分ぐらいをコンクリートの駐車場にすることになりました。
業者さんに依頼し、1週間ほどで施工してもらいました。
無事施工完了したのは良いのですが、業者さんからある注意をうけました。
「玄関の軒に付いている雨どいは交換するなり撤去した方がいいですよ」
え!どういうこと?急な"雨どい"という単語が出てきてあたふた。雨どいって屋根の周りに付いてる半円状の管だよね?あれが何か問題があるのでしょうか。
わけがわからないまま、雨どいを交換したほうがよい理由を業者さんに聞いてみました。
すると業者さんいわく今の玄関に付いている雨どいを使用しているとコンクリートに障害が出てきてしまうというのです。地面がコンクリートだからこそらしいのですが、要因は2つ。雨どいの材質と雨どいに付いている鎖がよくないみたいです。
銅製の雨どい
我が家の玄関の軒に付いている雨どいはどうやら"銅製"の雨どいらしいのです。
よくよく我が家の雨どいを見てみると確かに家全体の周りに付いている雨どいと玄関の雨どいの材質が違う。家全体は塩ビのようなプラスチックのようなよく見る雨どいだ。
対して玄関の軒に付いているのは金属製(銅製なのでしょう)。
なるほど。確かに違う。
では銅製の雨どいの何がよくないのだろうか?
順を追って説明すると、
雨が降る
↓
雨が銅製の雨どいに貯まる
↓
雨が雨どいに付いている鎖を伝いコンクリートに落ちる。
↓
それが長い年月繰り返されるとコンクリートに銅の色がついてしまうのだとか。
わかりやすい例で言うと、公園にある銅像が酸性雨で溶かされて土台のコンクリートに色がついてしまったりする現象みたいなことらしいです。あぁ、なるほど!わかります!
コンクリートにする前は雨は地面に設けられた排水口に直接落ちていましたから問題なかった。しかし今回コンクリートで覆ってしまったためこのような問題が起きてしまったようです。
雨どいから垂れてる鎖
もう1つの障害の原因が"雨どいから垂れている鎖"とのこと。玄関に付いている雨どいだけ独立しているので、そこで溜まった雨を地面に逃す装置が垂れ下がっている鎖。この鎖の装置を鎖樋(くさりとい)というらしい。
この鎖樋がコンクリート(地面)にはよくないらしい。鎖樋から雨水が1点に集中して滴るので、その1部分のコンクリートに穴が開いてしまう可能性があるのだとか。なんか聞いたことのある"水滴が長い年月のあいだ滴り落ちて落下地点の岩をくり抜く"ってやつですね。あぁ、わかります。
この鎖樋に関しても我が家は本来なら直接雨水が排水口に落ちていたので問題なかったとのこと。
あれ、だったらコンクリートにしちゃう前に教えてくれればよくない?そうすれば鎖から滴る部分だけコンクリートにせずに残したのに…と思いましたが、今更騒いだ所で後の祭り。もうコンクリートで埋めちゃったしなぁ…。これからどうするかを考えたほうが建設的ですね。
以上のような理由から「雨どいを銅製以外のものに変えて、鎖樋の部分をどうにかする」もしくは「玄関の雨どいを取っちゃう」のを勧められました。
玄関の雨どい対策を考える
さて、業者さんから2つの解決策を教えてもらいましたがどうすべきか。
銅製の雨どいはコンクリートに色がついちゃうから別の素材の雨どいに変えたとしよう。
我が家の玄関の構造上鎖樋は必要となるでしょう。その場合、鎖樋からの雨水の落下地点に受け皿みたいなものを置くと良いのだそう。この受け皿がコンクリートに落ちる前にクッションとなってくれるので穴が開かずに済むという。
考えてみれば単純なことでしたね。ただし、これらを新規で揃えようとした場合どうなるでしょう。雨どいに鎖樋、さらに受け皿を購入することになります。これらを調べてみると様々なデザインのものがあるんですよ、これが!
当然カッコイイものやセンスありそうなものはお値段が高い!いかんせんコンクリート施工したばかりで高い雨どいを購入するお金がございません。とはいえ安物の雨どいや鎖樋だと玄関という1番目立つ場所に取り付けるには心許ない…。
なのでとりあえず今は雨どいを撤去するだけにしておくことにしました!
雨は玄関の屋根からそのまま垂れ流れることになりますが、濡れるのは一瞬だから大丈夫でしょw
新しい雨どいはいずれお金に余裕が出てきたら設置することにしよう!
銅製の雨どいを撤去
玄関の雨どいはそこまで高くない位置にあります。撤去するだけなら自分でも出来るかな…。
そう考え、おもむろに撤去作業開始。
鎖樋からまずは外してしまおうと思い、鎖樋に触ると…。
なにこれすぐに取れちゃうんですけど。
もともとこういものなのか、古くなりすぎたのかわかりませんが手で触れただけでボロボロ取れてしまいます。
まぁ撤去するのにラクなので問題ないのですが少し複雑な気分です。
鎖樋を外し終え、脚立によじ登り、おもむろに雨どいの取り外しに取り掛かる。
…。
思いのほか簡単に取り外せました。
これでとりあえずの危機は回避できるでしょう。
後はいつ別の雨どいを設置するかですが…
ひとまずは問題なさそうなのでしばらく様子を見てみることにしますw