最近IP電話が乗っ取られて、国際電話を掛けまくられる事件が多くなっているらしいですね。自分は世間がそんなことになっているとは知らず、実家に帰った時に父から「こんな事件があるけどうちは大丈夫か?」と新聞を見せられてその内容に驚愕しました。
IP電話が乗っ取られた場合
いや、ホントまじヤバイ。IP電話を乗っ取られて使用された国際電話での通話料金はIP電話を契約している会社が代金を請求してくるわけです。そしてその代金は今のところ確実に支払わなくてはいけないというのがヤバイです。払わないと電話を止めるとか言ってくるらしい。マジキチ。
被害額が多きい人は250万円にもなる人がいるとか。少ない額ならまだしも(いや、払いたくはないが)そんな額をすんなり払えるわけがない。
総務省からも注意喚起がありました。
第三者によるIP電話等の不正利用に関する注意喚起
IP電話をはじめとする電話サービスが第三者に不正利用され、利用者に高額な国際電話料金の請求がなされる問題が発生しています。こうした問題は、利用者がIP電話等の電話サービスを利用する際にインターネットに接続している通信機器(PBX(注)、IP電話対応のルータ等)におけるソフトウェアやハードウェアの設定の問題や、セキュリティ上の脆弱性を突いた「なりすまし」や「乗っ取り」による不正利用が原因であることが確認されています。
引用:総務省 http://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/kinkyu02_000191.html
幸いに実家の電話はIP電話ではなかったのでそんな心配はなく、父にはその説明をして安心してもらった。しかし問題は私の家である。自宅でピアノ教室を開いているため、自宅兼お問い合わせ用に「IP電話(ひかり電話)」を引いているのです。乗っ取られ被害が起きている電話は特定の条件の電話だけらしいが、今後どうなるかわからない。セキュリティは掛けているし、パスワードは変更しているが、いかんせん破られる時は破られる。相手はプロなのです。そんな奴らにいいようにされたくない。というよりIP電話を乗っ取られて料金が発生した場合にそんな額のお金を払うだけの余裕はない。というわけで最も単純で最も手っ取り早い対策をすることにしました。
NTTにひかり電話での国際通話を休止してもらう
もうね、これしかない。最初から海外に掛けられなければそんな心配する必要がないんですよ。第一に海外に友人や家族なんかいないんだから国際電話する機会がない。すぐしよう。そうしよう。
というわけで、NTT東さんの0120-116-116に電話してみました。
※日曜のお昼時にかけてしまったので10分ぐらいオペレーターの方に繋がるまで待ちました。
伝えたこと
今使っているひかり電話の国際通話を利用禁止・発信出来なくして欲しい。
聞かれたこと
- 国際通話の利用を禁止にしたい「ひかり電話」の番号
- 契約者名
- 契約者との間柄の確認(本人確認)
- 住所
- 支払い方法
- (私が銀行引き落としだったため)銀行名
以上の事を聞かれた後、確認しますということで保留に。しばらく待っていると国際通話の利用休止日を教えてくれました。
私の場合は日曜日に申し込みをしたので月曜日に正式に利用休止手続きをし、火曜日から国際通話が実際に出来なくなるとのことでした。
またもし今後、国際通話を利用したくなった場合は利用したい日にちの2~3日前に連絡すれば休止の解除をしてくれるとのことでした。
ちなみに利用停止にする際の工事費や手数料などの料金とかは掛からないようです。
先日のWi-fiセキュリテイの件も含めて事前に予防やセキュリティ意識を高く持っていないとひどい目に合う可能性がどんどん増えてますね…。
追記:2015年7月2日
NTTよりひかり電話での国際通話の利用停止のお知らせが届きました。
表面です。「開通のご案内」?はよくわかりません。